フジテレビなどのサンケイグループ以外のマスコミがここぞとばかりに毎日書きたて、放送しまくるので、もうこれがニュースなんだかドラマなんだかわからないくらい(笑)
とはいえ、株による会社支配の方法論だとか、ライブドアや堀江さんの没落の可能性についての話ばかりで、そもそもどうしてこういうことが起こっているのかという本質的な問題を取り上げているマスコミや解説者が全くといっていいほどいないというのが、日本の将来を暗くする。
端的に言ったらテレビとか新聞というメディアは今のままでは将来はないわけですよ。
これはコミュニケーションインフラにおいてNTT東日本とNTT西日本が既存の市内電話サービスでは生き残れないのと同じくらい明白な話。ソフトバンクの場合には、インフラを中心としてメジャーになろうとするので、ブロードバンド(当初はDSL、今は光ファイバ)と携帯通信網に集中投資している。彼らは事業が多角化しているので、自己投資でできるのが強み。
一方でライブドアは上位のコンテンツ側をおさえにいっただけのこと。いまやハイビジョンクラスの高精細放送をインターネットでマルチチャンネル流せる時代がすぐそこまでこようとしているのかだから当然なのだけど、既存のマスコミは何も気づいてないか、気づいていてもしらんぷりしてる。ライブドアの場合は自己資金がなかったので、ややこしいことになってるけど、彼らがやらねば遅かれ早かれ誰かが始めるだけのことのはず。この世界はグローバルな流れの中にあるので、日本発のベンチャが動いてくれたのは、本来なら歓迎すべきことのはず。
けど、そんなことは理解しようとしない、というか理解できるわけもない有識者の多いこと。少しは日本の将来のためになる解説をしてほしいなぁ(笑)。
また既存型(=政治献金をしてくれる)企業や業界の危機にはいたって敏感な政治家たちもすごいですね。あの手この手でなんとか守ろうとする姿勢は滑稽なほど。
一方で官はといえば、総務省は既得権益が侵されそうなのであたふたしてるものの、頭のいい経産省は今のところ高みの見物。総務省の力が弱まれば自分たちの発言力が増すとでも思ってるのかなあ・・といったら書きすぎ!?
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